ファッションディレクター
山下英介
幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN’S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
21 January, 2012
どうなるのかな? 2012年のお洒落
お久しぶりです! これが2012年最初のブログ更新。
皆様、長らく更新をお休みしてしまい、すみません。
今年は頑張ります!

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ということで早速、毎年1月初めに行われるピッティ&ミラノの
ファッションウィークの模様をお伝えしようかと思います。
私はこんなニッカボッカスタイルで参戦してきましたよ。


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ピッティ系ブランドのジャケットに関して言いますと、
製品染めや洗いといった方向はだいぶ減りまして、
チェック
ツイード 
シェットランド
という、ずばり英国テイストが圧倒的大人気です。
写真は「サルトリオ」。

しかしどうも、コートやパンツのトレンドに関して言うと、
ピッティ会場に訪れる人々の求めているものと
主なブランドの提案が、ちょっと噛み合ってないような気もしました。
もしかしたら、今お洒落な人々はピタピタから
落ち着いたレギュラーシルエット
への志向が高まっているのでは?
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今のピッティで格好よく見えるのはこんな人なんです。
細くもなく加工も施されていない、
極めて正当派のイタリアンスタイル! 

彼のように所謂モダナイズが施されていない、
レギュラー〜ビッグシルエットのコートを着ている人を、
今回のピッティではよく目にしました。
ほかにもボルサリーノなどのハットをかぶっている人も
多かったですし、全体的に今バイヤーたちが求めているのは
清潔感、クラシックなのだと思います。
実際これ以上汚くも細くもできませんし、当然の流れとはいえますが。

そして、そんな気分をしっかりすくいとっていたのが
クラシコイタリア協会を擁するピッティではなく、
ミラノのモードブランドだったというのは、なんとも皮肉です。
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例えばグッチ
シルエットしか見えず恐縮ですが、
今回のコレクションではコートはすべてビッグシルエット。
これでサイズ46ですからね!
英国のミリタリーやテーラードを彷彿とさせる
男らしい仕立ての服が満載でした。

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例えばトム・フォード。
こちらは春夏モノのショップウィンドウですが、
秋冬物のコートはやっぱりビッグシルエットでした。
しかしこのトルソー、クラシックそのものですね。

そう、今季は明らかに、
クラシックとモードの逆転現象が起こっています。
クラシックと呼ばれていたピッティブランドのコートの方が、
今やモードブランドのコートより
短丈で、細身で、ボロボロで、凝り凝り・・・。
今まであまりモードブランドに関心がなかった私ですが、
最近ではかなり、見方が変わってきてしまいました。

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こちらはフィレンツェにお越しの際はぜひ見ていただきたい
シニョリーア広場にあるグッチミュゼオ。
90年の歴史が産み出したアーカイブの数々が展示されている博物館で、
今こそ「モードの中にある普遍性」を見直すべき時代ではないかと、
思いを新たにした次第です。


次回は私の個人的な趣味趣向、お買い物の模様をお伝えします!


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